煌めく王冠のループタイ

ひとつひとつ手作業で丹念に作った当店のオリジナルアイテム。

スワロフスキーの輝きで王冠デザインを。大粒の煌めきがコーディネートを一層華やかにします。

ディープブルーが美しいブルーサファイヤカラー、

お洒落で気品のあるトパーズカラー、

幾層ものホワイトが魅惑的なダイヤモンドカラー。


手作りの為、数量限定でのご案内です。


本日は、先日発売されたばかりの「骨董店のループタイ」をピックアップ👑

妖精さんの裏話をご紹介します


・ソウタシエの話

骨董店のループタイモチーフは「ソウタシエ」と呼ばれている技法を用いて製作しています。

諸説ではフランス語で”へり飾り用の細い平ひもの組紐飾り”の意味をもち、中世ヨーロッパの貴族が着るブラウスやジャケットへ豪華な衣装装飾に用いられていた、伝統的なコード刺繍です。


近年ではソウタシエを用いたアクセサリーが広く浸透してきました。

左右対称なアイテムを得意としていること、また曲線が美しいことからアジアンテイストなモチーフと非常に相性が良いです。


ソウタシエの特徴は、蛇腹ブレードと呼ばれるコードを1本ずつ重ねながら言葉の通り「ひと針ひと針」縫い合わせて形を作っています。

骨董店のループタイでは7パーツを作成、最後に王冠型になるように重ねたり繋ぎ合わせたりしてあの形が出来上がります。

裏地の合皮とモチーフのつなぎ目を隠すため、周囲は「ブリックステッチ」というビーズステッチを採用しています。


・モチーフの話

首元のアイテムを増やしたいという社内の声を聞いて、製作を決意。

どのモチーフならノスプロの服に違和感なく溶け込めるのか考えた時にクラシカルで威厳のある王冠が浮かんできました。

王冠ならソウタシエの曲線と相性が良いし、カラー展開もモチーフに左右されないと思い代表に確認したところ速攻でGOがおりました。(のちに代表は王冠モチーフファンだと知る)


・色の話

◆トパーズ

トパーズは初期サンプルの段階で決定していたカラーです。

ノスプロのどのブラウスにも合わせやすく、使用する金具のカラーであるアンティークゴールドと馴染む色を採用しました。

展示会のサンプルと変更した点は周囲のビーズステッチのビーズカラー。

もともと編み込み部分にも使用していたオレンジ味の強いビーズで周囲をステッチしたのですが、使いまわし感が否めずどうしても納得できない...。

理想の金色を求めてひたすらネットサーフィン、ヴィンテージ感のある金色で今回は製作しました。

(このヴィンテージ感のある金色ビーズはなんと純金メッキ加工されたもので、手に入りにくいはお値段はするはで.....本当どうしよう)


◆ロイヤルブルーサファイア

こちらは展示会サンプル時より大きく色変更を加えています。

もともとゴシックや深夜を思わせるような暗めのカラーイメージで製作しました。

展示会終了後「お客様が試着してくれていたよー」という話を聞きワクワクしながら、Twitterをエゴサ。


わあ~、本当に試着してくれている!!嬉しい!!と喜んでいたのも束の間。

うん、なんか地味だな。

そう、地味なのです。とにかく地味。

もちろん「お客様の魅力を引き立てるアクセサリー」であって、「とにかく目立つアクセサリー」ではないので

地味でも問題はありません。

ただ「購入していただいたにも関わらず、魅力を引き立てるどころか何がついているかわからん」では意味がないのです。

まずメインの雫型クリスタルを暗い青から明るい青に変更。変更後のクリスタルは、藤色の煌めきがあるタイプです。

(奥に映っているのが、変更前のもの)

編み込みのビーズはブラックのマジョーラカラーから、青紫のマジョーラカラーに。

※マジョーラカラー 見る角度や光の当たり方により、様々な色に変化する色

連爪をブラック調の透明クリスタルから、ブラックシマー調(きらきら、ちらちら光る)のクリスタルに変更しました。


ダイアモンド

こちらは一番最後に完成したカラー。

メインの雫型クリスタルに私が勝手に一目惚れ。絶対に作る!と誕生させました。

こちらのクリスタルは仕入れ先が数量限定で販売しているカラーなので、メーカー在庫がなくなり次第ダイアモンドは製作できなくなります。

とにかく雫型クリスタルが美しいので余計なカラーを入れない方向で製作しました。

採用したオーロララメカラーのブレードに合わせ、使用するビーズは全てオーロラカラーに統一。

オーロラカラーの色味を微妙に変えることでのっぺりした印象にならないよう工夫しました。

途中ゲシュタルト崩壊して「白色ってなに!?」「ダイアモンドってなに!?」となる度にスタッフに「概念あってる??」と確認したのは良い想い出です。

今回は商品の梱包に使用する台紙もスペシャル使用。ループタイのカラーに併せて色を変えています。

台紙を製作するスタッフと「骨董店に相応しいイメージは何なのか」を確認。

「某髪色がコロコロ変わるイケメンが住んでいる部屋」で一致し、そこから拾い上げたイメージでデザインしました。


細い路地裏を抜けた先にひっそりと現れる骨董店”ヴィラージュアンティーク”。

貴女の運命のループタイを見つけてください。

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