着物の柄で「明治・大正浪漫風」は一斉を風靡し、もはや定番のテイストとして定着しています。
夏から秋にお祭りが開催される季節は、お出かけに着物を取り入れたくなります。
着物は現代の生活には合わなくなってしまいましたが、着こなしも柄も自由に展開されていて浴衣・着物で楽しそうにしている女性たちは本当に華やかで、夏の煩わしい要素を忘れさせてくれるようです。
NO.S PROJECTの和装シリーズは着物でも洋服でもない、要望を詰め込んだ「おようふく」として作られました。
和装を纏った時の優美な佇まい、淑やかな印象はそのままに。
より手軽に、幅広い年代のお客様に愛されるよう着物を着たときの形をパターンワークで再現しました。
カシュクールにも袴にもファスナーがついており、着膨れしないように余計な重なり布を排除していますので、着崩れや足捌きも心配いりません。
カシュクールの胸元が少しだけ開いたデザインなのは「カジュアル」に楽んでほしいから。
着物は西洋のドレスと同じで、礼装にはルールがあります。
フォーマルな場所では、襟元はシワなくきっちり詰めて美しい白無地の襟を覗かせるのがお約束。
逆に、襟元を緩めて大きな柄物のつけ襟をつけたり、西洋シャツの上に着てアレンジするのはカジュアルな着こなしになります。
当店の大正ロマンカシュクールはいうまでもなく、カジュアル寄りのお着物をモデルにしています。
明治・大正時代に西洋文化が入ってきた折、若く好奇心旺盛だった女性たちはファッションで新しいものを楽しんだ筈です。
硝子玉が珍しく、クッキーが高級品だった時代の「おしゃれでカジュアルな着こなし」を現代の解釈で、是非お楽しみ下さい。
カシュクールの生地には重みがありますが、実は袖の下側が開いており、風に靡きやすく印象は軽やか。
袴スタイルの良いところは靴をブーツにも下駄にも出来ることです。
盛夏の晴れの日には下駄、梅雨空には編み上げのブーツで機能面・見た目面の両方で合理的。
・サイズ選びのポイント
和装の「袴」をデザインソースにしているため、腰から足を纏う部分には余裕があり、体型を気にせずお召しいただけます。
ウエスト部分にはゴムや編み上げでのサイズ調節機能がありませんので、ウエスト寸法をよくご確認のうえお買い求めください。
この夏にしか出会えない「大正浪漫カシュクール」
今年は特に大正浪漫を感じられる華やかな展開となりました。
和装の組み合わせに新しいアイテム「椿のハイカラ帽子」も登場です。
「紫苑の花籠」
温かみがありつつ黒の入った紫に、華やかなオレンジ、ゴールド、ピンク~レッドの花々。着物柄では定番のモチーフが散りばめられた豪華な柄です。ルイ・レースブラウスの白を着ると、襟元と袖口からレースが覗くコーディネートに。袴はボルドーを合わせましたが、ブラックやネイビーでも合います。
「春日の薔薇」
グリーンのストライプと玉模様に、ピンク〜オレンジのローズ。明るい髪色の方、強い印象が苦手な方におすすめで、ウォーム寄りのカラーになります。
襟元はつけ襟、袴はボルドーを合わせています。可愛さに寄り過ぎない和柄の魅力。レース足袋に下駄風シューズ。グリーンのソックスにストラップシューズなども合いそうです。
「灰流の薔薇」
グレーの手書き風ストライプに、青みピンクのバラが散りばめられ、薔薇の実色の水玉が散りばめられているクールカラー。
グレーに青が入っていないので、黒と合わせても重くなり過ぎない色合い。ピンク系の口紅があうタイプの肌の方には馴染むはずです。
ブラックの「ルイ・レースブラウス」をアクセントに、グレーの袴を合わせました。
「陽香の牡丹」
ホワイトをベースにオレンジゴールド、レッドを配したシンプルかつ華やかな柄。
ホワイトベースの柄は清楚感があります。内側は響かないインナーにしており、袴はネイビー、ボタンブーツのホワイトのコーデです。ウォーム系に見えますが、濁りがない色が得意なクール系の方も合う色合いです。
「黒衣の扇舞」
モノトーンでシャープな和柄は飽きずに着られます。伝統の絞り、桜、扇がオフホワイトで描かれています。
オフホワイトに温かみがあるので、モノトーンでもコントラストはやや控えめ。ウィングカラーブラウスとケープを合わせて「書生さん」風のコーデにしてみました。袴はグレーにしています。袴をボルドー、赤、ブラウンにしますと女性っぽさが出て、モノトーン独特の色気がでます。
椿のハイカラ帽子
今年の着物柄を入れた5種類の椿が咲く
帽子型の髪飾りが登場です。 西洋の「ファシネーター」は日本でも大人気で、
黒のメッシュは肌の荒れや表情をいい具合に隠してくれる、淑女のアイテムでした。
シンプルながら、涙型になっておりモダンな雰囲気もたっぷり。
フルコーディネートでは、椿の色がアクセントカラーになります。
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