商品価格変更・販売終了商品について

≪ 商品価格変更・販売終了商品について ≫ Comment by BOSS
今年の春頃より、いつも生地を仕入れている生地屋さんや資材屋さんから、申し訳なさそうなFAXが相次いで届いています。
FAXには『もう無理です!値上げします!すみません!』という内容の文章が丁寧に書かれています。

中国の綿布、毛織物など各種生地の高騰の影響により、今年の秋冬物の衣料品コストが軒並み30%以上値上がりし、天候の影響もあり、衣料品市場は不振に陥っているという情報もあり、中国からの影響を強く受けているようです。
何故かポリエステル生地も大幅に値上がりしています。
さらには上質なウール生地までもが、日本では手に入り難い状況です。

誠に恐縮ではございますが、生地・資材の仕入れ価格の大幅な値上げに伴い、この秋からそれに合わせた価格の変更を行わせて頂きます。

今まで仕入れた生地で作った商品が、この価格で提供できる最後となります。

また、生地の原材料費が高騰することを受け、生地メーカーの定番生地がどんどん少なくなっています。
毎年作り切り、売り切り状態の生地が多く、生地を仕入れる我々が作る商品も限定数になってしまいます。
仕入れ段階で定番生地と聞いていたものが、制作の段階で廃盤を知らされて慌てるといったことも少なくありません。

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粋な金魚」「宵の明星(帯が限定)」「ワッフルフードパーカー うさ耳/ねこ耳」などの使用生地が廃盤との連絡を受けております。
メーカー側に生地在庫がまだ多少ある生地もあるそうですが、次回再製作を行うことはかなり厳しい状況です。
今までに販売している商品、及び、今後販売していく商品につきましても、限定生地になってしまう可能性が非常に高くなっておりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


NO.S PROJECTのお洋服の中には、他では考えられないような生地量をつかっているものがいくつもあります。
今後さらに、原材料の生地や資材が値上がりすると、たくさんの生地を使ったお洋服はますます手に入りにくくなります。
やむなく値上げを致しますが、使用する生地の量を減らす、生地の質を落とすなどはせず、正直なモノづくりに励み、より良い商品を皆さまにお届けすべく、努力して参ります。

今までもこれからも、『他所では売っていない、夢の詰まったお洋服』をあなたのために作り続けます。

~ おまけ ~
工場長のワークショップ記事に触発され、「NO.S PROJECTリボン選手権 第二回」を開発メンバーで開催しました。
当店の商品はリボンがデザインのアクセントになったりコーディネートのワンポイントになることが多くあります。

リボンがお手元にありましたら、一緒にトライして頂ける”NO.S PROJECTリボン選手権”です。
1本の紐の状態からリボンを結んでみて下さい。
結んだリボンを、可愛いと思う長さ、バランスで切り、リボンの足を整えて完成です。

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一緒にトライして頂いた皆さま、上手く結ぶことが出来ましたか?
日常生活の中で「リボンを結ぶ」という動作は、靴紐のように左右1本ずつを結んでからリボン結びを行う程度ではないでしょうか。
この靴紐結びが念頭にあると、1本のリボンからリボン結びをしようと思うと、最初は意外と戸惑われる方もいらっしゃるかと思います。

上の写真は開発メンバーが結んだリボンになります。
1.設計士 2.パタンナー 3.工場長 4.店長 5.BOSS が結んだリボンです。
設計士とBOSSに至っては、「第一回目より、店長がリボン上手くなってる!」「もっと可愛いリボン結べる!」とリベンジ。

リボン一つ結んだだけなのに、それぞれの性格や個性が見えませんか?
上から見たときだけじゃなく、左右やナナメから見たときのリボンの立体感、見え方も重要です。

「グラマラスっぽく結んでみました♪」と工場長。表情を作るように結ぶのも一興。
リボン結びが苦手なパタンナーは「リボンって結ぶのに意外と時間かかるんだね!」と驚いていました。
そうです。カワイイリボンは作れる!けれど、時間がかかるのです。

たかがリボン、されどリボン。
リボンへ並々ならぬこだわりと愛情を注ぐのが、他の誰でもないうちのBOSSです。
「可愛い」「大人っぽく」「リボンが主役で!」といったように結びたいリボンのイメージに合わせてリボンを結びあげる天才です。
敢えて対称に結ばず”どこから見ても可愛いカタチ”を作ることで、デザインのアクセントになるリボンを得意とします。

私がこの会社へ来て初めての仕事がリボン結びでした。
靴ヒモも上手に結べない私が、BOSSから教わり、いくつものリボン経験を経て、可愛いリボンを結べるようになりました。
ちょっとしたコツで可愛いリボンが結べるようになります。

”天才リボンちゃん”の異名を持つBOSSがひたすらリボンを語るリボン講座。
いつの日かそんな記事が更新されるかも・・・?